Examples of proposed layouts
マンションリノベーション間取りデザイン
2LDKマンションを自宅オフィス兼アトリエに
家族構成:ご夫婦+ワンちゃん
与条件:オフィス新設/アトリエ新設(陶芸窯あり)/ご夫婦の居住スペース確保(オフィス・アトリエと分離)/収納の充実(特に洗面脱衣室)
今回はデザイン関係のお仕事をされていらっしゃるご夫婦からリノベーションするにあたり間取りを検討したいとご依頼をいただきました。
まずは、現在の住まいにお伺いして、モノの量を把握。衣類、日用品、書類、食器、家電などなど、その量をカウントしました。そして、リノベーション後も使用したい家具の採寸、今のお住まいで使いにくい収納など確認します。現在の間取りでお困りな点をヒアリングし、これからの暮らし方やどのような点に重点を置いて生活していきたいかを確認しながら間取りの方向性を探っていきました。
間取りの中でそれぞれのゾーニングを3段階ではっきりと分けました。
土間スペースを広くとり、土ものを扱う陶芸用のアトリエ空間は土間スペースに。デザイン関係のクリエイティブなお仕事をされるご夫婦のために、オフィス空間には書籍などの収納の充実と、デスクワークだけではなく、窓辺に寛げるスペースを設置。
中廊下式のマンションを改善することで、プライベートゾーンを守りながらも、解放感のある空間を考えました。
また、水回りを1か所にまとめることで、忙しい奥様の家事動線をスムーズにするために回遊しやすい間取りにしました。オフィスとアトリエは来客も入りやすい空間に。トイレはプライバシーを守りつつも来客が使用できるように工夫しました。
ポイントはこちらにまとめました。
収納を充実させるために壁を活用。
これまで洗面脱衣スペースが狭いとお悩みでいらしたので、十分な収納が確保できるようにスペースをとりました。洗濯時のチョイ掛けができるハンガーパイプも設置。
解放感のあるベッドルームと、ウォークインクローゼット。衣類収納のためのハンガーパイプはW2300mm→W3800mmまで増やすことができました。
全体の収納率
リノベーション前8%未満→リノベーション後(予定)15%ほどにまでアップ。(*収納率とは:家の占有面積に対する収納スペースの割合)使いやすい収納は奥行きが大切です。
収納したいモノ、1軒、1軒、持ち物の量は異なります。リノベーションの際にはひとりひとりの暮らしに合わせて、収納計画が必要ですね。
(インテリアデザインは別途となりますが、イメージや仕様を共有できるような画像を提示しています。)
SERVICE
01.コンサルティング
建築設計事務所・リフォーム会社・工務店など、収納設計に前向きなプロの方をはじめ、新築戸建の建築や新築マンション購入、リノベーションを検討中である個人の方へ、根本的な収納問題改善を中心に、暮らしやすい空間へと導くインテリアデザインコンサルティングを行ないます。
- 設計・建築のプロの方の収納相談
- 個人の方へのアドバイス
02.収納設計
空間デザイン心理学®を取り入れ、行動学的な動線や収納設計をプランニング。新築時、リフォーム時、暮らす方の持ち物に合わせて、間取りと収納を見直します。これまでとは違った空間が生まれ、使いやすい収納と生活動線が発見できます。建築のプロの方と共に快適な住まいを追求します。
- 間取りデザインプランニング
- 造作家具デザイン製作
03.造作家具設計
デザインと機能を両立させたオリジナルの収納家具をプランニング。お住まいのインテリアの雰囲気に合わせたデザインと収納する持ち物のサイズに合わせた機能的な収納家具をご提案します。設置するものや場所に合わせてカスタマイズ可能です。
- インテリアに合わせたデザイン家具
- 物とスペースにピッタリの収納家具